こちら眼科

眼鏡の使い方

 遠視、近視、乱視といった屈折異常や老視になるとメガネを使用する。子どもの近視では、0.7以下の視力になるとメガネを考える。近視になりかけの仮性近視の場合にはメガネは要らないが、仮性近視の診断は眼科を受診する必要がある。近視のメガネは、レンズの度数が強すぎると、眼精疲労や近視の進行しやすくなるので、適切なメガネをかける必要がある。         
 45歳くらいになると新聞や本などの近くのものが見にくくなる。近視の人はメガネを外すと近くが見えるが、メガネをかけると近くのものが見にくくなる。 これは老視の症状だ。老視には老眼鏡を使用するが、見たい距離によって選べるようにいろんな種類がある。 遠方と近方が見える遠近型、遠方と中間距離の見える遠中型、中間距離と近方が見える中近型、近くのものが見やすい近近型などがある。
 最近は小さいメガネが流行だが、老眼鏡は小さいメガネ枠では見える範囲が狭くなり、違和感がでてしまう 。またメガネから目までの距離は12ミリが基準だが、この距離が変わると目に対する矯正度数が変わってしまうので、顔に合ったメガネを作ることも重要だ。 老眼はだれでもほぼ同じ年齢で起き、年齢とともに進行する。そのため4〜5年に一度は老眼鏡の度を変える必要がある。

(文責:森秀樹)
(メディカルトリビューン=時事)

関連サイト
日本眼科医会:眼鏡の賢い使い方
日本眼鏡教育研究所:眼鏡学とは
こどもメガネアンファン:Q&A
アサクラメガネ:ロービジョンエイドの紹介
伏見眼鏡:メガネQ&A


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