こちら眼科

◆ ドライアイ

ドライアイとは目の表面の涙が少ない状態をいう。涙が少なくなると目の表面が障害されてしまい様々な症状があらわれる。目の乾燥感、目がゴロゴロする、目が痛い、目に不快感がある、目が充血するといった症状が典型的だが、見え方にも影響して、ものがかすんで見える、光を見ると眩しいといった症状や、目が重たい感じがする、目が疲れやすいといった眼精疲労の症状を感じることも少なくない。 ドライアイには大きく2つのタイプがある。一つは、涙腺からの涙の分泌が少なくなる涙液減少型ドライアイである。口の乾燥感を伴うシェーグレン症候群がその代表だ。リウマチなどの膠原病やストレスに伴うこともある。 もう一つは、涙が目の表面から涙がすぐに蒸発して乾いてしまう涙液蒸発亢進型ドライアイだ。長時間のパソコン作業が原因のことが多く、画面の注視によって瞬きの回数が少なくなることの影響が大きい。パソコン作業のときは、また適度の瞬きを心がけ、部屋の湿度やエアコンの風が向きにも注意する。乾燥したときには涙に近い成分の目薬を点眼することが大切だ。ドライアイ用のめがねをかけるのもよい。それでも、不十分なときには眼科で行っている［涙点プラグ］が効果的だ。


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